IPOの意味とデータセクションの上場

IPOは、Initial Public Offeringで、株式を新規に公開するという意味です。未上場の企業が上場する場合を指すと考えればわかりやすいでしょう。企業が上場する目的は様々ですが、本来は資金調達という意味で用いられる経営手法です。株式を投資家に売却し、企業はその売却代金を得ることができます。上場することによって知名度も上がりますから、企業イメージは良くなるという意味もあります。

IPOを投資家が好む理由は、安い価格で買うことのできる可能性が高いからです。未上場の企業は、特定の株主しかいませんから、不特定多数の株主に買ってもらうためにはある程度のサービスをしなければならないと考えられます。そのため、市場で取引されるであろう価格よりも安い価格で投資家に売り渡されます。市場での将来の価格変動を考えた場合に、必ずしも利益を得られるとは限らないのですが、過去の実績から考えると、IPOは利益を得ることは容易です。

データセクションは、ビッグデータの分析ツールなどの事業を行っています。ビッグデータは、ここ最近になって登場した新しい概念ですが、需要は非常に高いといえるでしょう。そのためビッグデータに関する新しい分野を切り開いた会社の一つがデータセクションです。

データセクションのIPOは2014年の末ですが、想定されていた価格は460円前後でした。実際の公募価格は520円となりました。そして、初値は900円もの価格がつけられました。その後も保有し続けるのかどうかというのはそれぞれが判断すればよいですが、少なくとも初値の段階で1株当たりの利益が440円というのは非常に大きな金額だといえるでしょう。